第40回 能のことばを読んでみる会《通小町》
深草少将の霊が、小野小町の成仏を妨げんと現れる執心
2024/6/30 (日)
開催時刻
18:00
~
20:00
(開場 17:30)
予約締切 2024/6/30 ( 日 ) 18:00
合計予約可能人数
発生する料金
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予約時に追加料金は発生しません。
コンテンツの詳細
日本の伝統芸能「能」のことば(詞章、謡曲とも)は、和歌や漢詩・歴史など古典文化の宝庫です。でも「難しそう」と能が好きな人でも、「なんとなく」としか分かっていないことも、意外に多いのではないでしょうか。でも、それは「もったいない」と思いませんか?
「能のことばを読んでみる会」は3か月に1回、テーマ曲を定め、一緒にことばを読みながら、能の内容に一歩踏み込み、楽しむポイントを増やすことを目指す会です。
主催者は責任を以て、様々な話題を提供しますが、参加者の皆さんも一緒に読む中で感じたこと、能を見たり、稽古したりする際の、より深く楽しむ「きっかけ」となることを目的に開催しています。
40回目に取り上げる能は、小町への百夜通いの果てに死んだ深草少将の霊が、小町の成仏を妨げようと現れる執心の能《通小町(かよいこまち)》です。
「さらば煩悩の犬となって 打たるると離れじ」
一夏の修行を送る僧のもとに現れた女は、小野小町の化身を名乗り、成仏を願う。僧が小町を弔っていると、小町の霊とともに、背後から近づく男の霊が……。
『古今和歌集』仮名序で、取り上げられた6人の歌人の中で、唯一の女性であった小野小町は、後に絶世の美女ともされ、様々な伝説が作られていきます。その一つが、深草の少将と呼ばれる貴公子による百夜通いの物語。能でも、その百夜通いを再現する後半部は、生き生きした動きが多く、見どころとなっています。今回は言葉を中心に読み込んでいこうと思います。
イベント当日の流れ
会場に来場者用の駐車スペースはありません。公共交通機関または近くのコインパーキングをご利用ください。
参加方法
リアルイベント
実際に会場に足を運び、イベントに参加します。
主催
地域の古記録に基づいた能や狂言を上演したり学ぶことで、地域の歴史を、楽しんで体感することの実現を目指しています。
2014年から3ヶ月に1回のペースで「能のことばを読んでみる会」を開催。
2016年から不定期に「能楽と郷土を知る会公演」を開催。
2018年から夏休みに「こうべさんだ能・狂言子ども教室」を開催。
地域と能楽の関わりを紹介するマンガの制作、「ひなまつり五人ばやしコンサートin旧九鬼家住宅」や連続講座「さんだゆかりの能・狂言を知る 知識編 三田の歴史と芸能の話」、地域ゆかりの新作狂言《くわばら》・復曲能《鼓の瀧》の上演主催など。