児玉真子 フォルテピアノリサイタル 東京
古典派と初期ロマン派、ふたつのフォルテピアノの息づかい
2024/8/9 (金)
開催時刻
15:00
~
16:50
(開場 14:30)
予約締切 2024/8/9 ( 金 ) 14:00
合計予約可能人数
2024/8/9 (金)
開催時刻
19:00
~
20:50
(開場 18:30)
予約締切 2024/8/9 ( 金 ) 18:00
合計予約可能人数
発生する料金
サブスクで予約可能
「予約可能な日程」に記載のあるプランに加入が必要です。
予約時に追加料金は発生しません。
コンテンツの詳細
フォルテピアノって知っていますか?
フォルテピアノとは昔のピアノのことで、現代のピアノと区別するためにそう呼ばれています。
このコンサートでは2台の異なる時代のフォルテピアノの音色を聴いていただけます。
ひとつめは、1795年にアントン・ワルターという製作家の作った楽器のレプリカです。このレプリカは、日本を代表するフォルテピアノ製作家の太田垣至さんが昨年作ったばかりの新しいものです。ワルターとは、ベートーヴェンやモーツァルトが所有していたウィーンのメーカー。このフォルテピアノを使って、コンサートの前半はハイドンやモーツァルトなど古典派の楽曲を演奏します。
ふたつめは、1825年にヨハン・クレーマーという製作家が作った、こちらもウィーンのピアノ。この楽器は、会場でもあるタカギクラヴィアさんの所有されている、オリジナルの楽器です。この楽器を使って、後半はベートーヴェン、シューベルト、メンデルスゾーンなど初期ロマン派の楽曲を演奏します。
同じウィーンのピアノでも、30年の時が経つだけで、楽器の大きさや鍵盤の数、音色などなど、大きな違いがあります。ピアノの進化、それにともなった音楽の変化を聴いていただける、とても貴重な体験になるはずです。ぜひお気軽に遊びにお越しください!
イベント当日の流れ
当日受付にてお名前とソノリゴで予約した旨をお伝えください。
参加方法
リアルイベント
実際に会場に足を運び、イベントに参加します。
主催
岐阜県出身、オランダ在住のフォルテピアニストです。
岐阜県各務原市生まれ。名古屋市立菊里高等学校音楽科、愛知県立芸術大学ピアノ科を卒業した後、2018年にロータリー財団の奨学金を得てドイツへ。2020年ドレスデン音楽大学ピアノ科修士課程を修了すると同時に、ライプツィヒ演劇音楽大学の古楽科修士課程でフォルテピアノを始める。2022年にライプツィヒ演劇音楽大学を修了した。2021年よりオランダのハーグに拠点を移し、Adriana Jacoba Fund Awardsより学費全額給付の奨学金を得て、王立音楽院でフォルテピアノをBart van OortとPetra Somlai, 室内楽をRichard Egarrのもとで学んでいる。これまでにピアノを井深阿佐子、國井真美、上野栄美子、小坂圭太、北住淳、Pia Kaiser、フォルテピアノをEckhart Kuperの各氏に師事。2017年から毎年岐阜・名古屋でピアノ、フォルテピアノでのリサイタルを開催しており、またライプツィヒのメンデルスゾーンハウスでのリサイタル、ドレスデンフィルハーモニー弦楽トリオとの共演なども行った。
最近は、特にフォルテピアノでの室内楽にレパートリーの重点を置いており、C.P.E.バッハからブラームス、デュオから古楽オーケストラでのピアノ協奏曲まで、さまざまなアンサンブルに精力的に取り組み、活躍の場をオランダとドイツに広げつつある。2023年は、ハーグにて3度にわたるフォルテピアノ協奏曲のコンサートシリーズを企画し、自らの室内楽のパートナー達からなるオーケストラと共演した。また、ライプツィヒでのナチュラルホルンとのリサイタル、岐阜・名古屋でのフォルテピアノリサイタル、茂木大輔氏指揮・フィルハーモニカウィーン名古屋との共演、2024年も既にオランダ、イタリアにてフォルテピアノのリサイタルを行うなど、活発な演奏活動を展開している。 1960年代イギリス製の小さなアンティークの自転車がオランダでの愛車。好きなものはコーヒー、蕎麦、岐阜の実家のイングリッシュ・ブルドッグのこふくとパグのこきち。
"彼女は、強い音楽的メッセージと、ステージ上で輝くパーソナリティを持っている" Teunis van der Zwart (ナチュラルホルン奏者、ハーグ王立音楽院古楽科学部長)
"彼女の演奏は確信に満ち、洗練された深みのある解釈を示す。音楽的で魅力的で情熱的な演奏家であり、共演者に常にインスピレーションを与える存在だ" Petra Somlai (フォルテピアニスト, ハーグ王立音楽院教授)
"彼女と古典派とロマン派のプログラムで共演できることは、私にとって喜びだ。彼女はナチュラルホルンの音にあっという間に馴染み、その演奏は思慮深く、感受性豊かである。室内楽のパートナーとして、インスピレーションに満ち溢れ、こちらを盛り立ててくれるような刺激的なピアニストだ" Miklós Takács (シュターツカペレ・ドレスデンホルン奏者・ナチュラルホルン奏者)