イベントコメンターの江坂です。今回も新たな体験を体に刻むために、イベントに参加してきました。参加したのは「マナー講座」です。
マナーとは、行儀・作法のことで、英語の「manners」からきています。英単語のmannerには、「作法、方法、態度、物腰、風習、習慣、行儀、作法、流儀、様式、種類」というような意味があります。
日本語の「マナー」には「規範」のようなニュアンスがあるように感じますが、その意味は英語のmannerにはないようです。すこし意外でした。
さて、成人してからは一度もマナー講座に参加した記憶のない私は、いままでになんとなく周囲から得た知識などを活用していました。それらは正しいのかどうか不安です。笑
今回は直接会場で参加できるオフラインイベントならではのよさに着目してお伝えしたいと思います。
この記事は、Sonoligoのイベントに実際に参加してきたレポート記事です。イベントの魅力を参加者の視点でご紹介します。
参加したイベント
2つのイベントが連続で開催されていたため、両方に参加しました。
意外と知らない?訪問時のマナー
開催日程:2020/12/22(火) 19:00-19:45
ジャンル:マナー
開催形態:オフライン&オンライン(配信)
意外と知らない?食事のマナー
開催日程:2020/12/22(火) 20:00-20:45
ジャンル:マナー
開催形態:オフライン&オンライン(配信)
イベントの主催者
梶浦詩乃
きものコンシェルジュ
Sonoligoのプロフィールページはこちら
参加した人
江坂大樹
1994年愛知県生まれ。特にマナーに厳しくはない家庭で育った。マナーは詳しく知らないが、相手への配慮には関心がある。
リアルイベントの良さ
本イベントには、メモを取らずに参加しました。教えてもらったこと全部を持ち帰るのは大変なので、「少なくとも一つ、興味の引かれた内容を覚えよう」と思ったためです。
私はなにかを身につける時に、一気に身につけることは難しいので、1つずつ覚えることが多いです。
シチュエーションごとに、いくつかのマナーを教わりましたが、正直にいうと全部は覚えていません笑。ただ、いましっかりと覚えているものもあって、それは次のものです。
訪問時のマナー
・靴の脱ぎ方(置き方)
・外套の置き方
食事のマナー
・箸の持ち方と置き方
・懐紙の使い方
リアルのイベントのよいところは、五感で体験できることです。つまり、3次元空間と時間を伴って、経験ができます。そのリアルさはメモよりも記憶に残りやすいと感じます。
オンラインイベントは、オフラインイベントよりもカジュアルに気楽に参加できる分、体験は限定的なものになります。余裕があるときは、やはりオフラインのイベントに参加したいなと思います。
印象に残っていること
講師の梶浦さんは、「マナーは必ず従えばいいというものでもなく、知っていることが大事で、必要に応じて使えるとなおよい」ということをおっしゃっていました。
私はそれを聞いて、マナーは相手のことを考えて配慮するという、相手への敬意や尊重の表現なのだと理解しました。
これまでマナーはややこしい印象や、難しく面倒な印象がありました。しかしマナーが単なる規範ではなく、相手を尊重するための振る舞いと考えた時に、ようやくマナーそのものを自分のものとして落とし込めた気がします。
また、梶浦さんはとても物腰柔らかな方で、親しみのある雰囲気で、参加していて安心感があります。もっとたくさんマナーを教わりたいという気持ちになりました。
そのような人の空気感が伝わってくるのも、リアルイベントの良さだと思います。
覚えたマナー
せっかくなので、本イベントに参加して覚えたマナーの一部をご紹介します。
他にも知りたくなった方は、ぜひ次回の開催の際に参加してみてください。
覚えた訪問時のマナー
「訪問時、室内で外套を脱いだあとは外側を内にしてたたむ」
室内に入って、外套を脱いだ時は、これまで外側を外にしてたたんでいました。しかし外套は野外でもっとも外側に着ている衣服のため、ちりなどの汚れが付いている可能性があります。外套の外側を内にしてたたんだほうが、そのちりが室内に散らばらずに済むため、相手を配慮した行動になります。
上記のようにマナーを単に教えられるのではなく、なぜそのようなマナーなのか、どういう部分が相手への配慮に繋がるかを解説してくれるため、納得して覚えることができたと思います。
また、マナーとしてどう相手を配慮しているかわからないものは、梶浦さんも素直にそう伝えてくれました。それは単に引き継がれてきて慣習的にそうなっているというものだったりします。近年では配慮に繋がっていない慣習だけのマナーは変わっているというお話もありました。
文化イベントとしての魅力
マナーには、これまでの人々が積み上げてきた、相手を尊重したり、配慮をするため振る舞いの歴史が詰まっていると感じます。
多くの人が取り入れ、人々の間で広まった上で引き継がれてきたからこそ、マナーというものが成立しているような気もします。
とくに、長い時間の中で培われてきたマナーには、日本ならではの文化が現れていたりします。どういうことが縁起がよいかとか、相手に対してどういうことが失礼にあたるかなどは、他の国とは異なる基準が明確にあると、マナーを通してわかってきます。
このイベントはこんな人におすすめ
マナーについて自信のない人は、参加して損はありません。たとえ知っているマナーしか教えてもらえなくても、「自分が知っているものは一般的なマナーなのだ」と自信が持てるし、そうでない場合は新しくマナーを知る機会になります。
また、マナーに対してあまりよいイメージのない人にも、ぜひ参加してみてほしいです。マナーの捉え方が変われば、人間としての深みや厚みが増すような気がします。梶浦さんはそのような機会を与えてくれるような方です。(あくまでも個人的な印象ですが)
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今回のイベントの主催者
梶浦詩乃
きものコンシェルジュ
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