「お客様と演奏者の想いがぶつかり合い、重なり合う。それこそが、音楽が本当の命を持つ、最高の瞬間です。」日本フィルハーモニー交響楽団さん

2020/2/5

日本フィルハーモニー交響楽団Sonoligoに登場!


日本フィルハーモニー交響楽団



関東のプロオーケストラで最初に導入をして頂きありがとうございます。
Sonoligoのサービスを聞いて、最初にどう思われましたか?
また、使ってみたいと思われた理由はどこですか?

新しい、特に若い世代のお客様にコンサートに来てもらうにはどうすれば良いか、それが長年にわたるクラシック業界全体の大きな課題です。

そうした中で、お客様に複数のジャンルを回遊してもらうというSonoligoの大胆な発想に大変感銘を受け、すぐにチャレンジしてみたいと思いました。


実際に使ってみて、良いと思う機能など何かありましたか?

個別の機能というよりは、このサービス自体が常により良い、効果的な方法を模索し、変化し続けている点に魅力を感じています。

このスピード感は、従来のクラシック音楽界ではなかなかみられないものなので、大きな刺激を受けています。また、他のジャンルのサービスについての知識を得られる点も貴重だと感じています。


オーケストラの魅力って、どこだと思われますか?

音楽作品そのものの魅力、指揮者や演奏者の魅力、コンサートという場の魅力があると思います。

オーケストラの最大の財産は、200年を超えても色褪せないベストセラー作品の数々です。

その真髄は、何度聴いてもそのたびに発見があり、新しい自分と出逢う経験ができることです。

それを可能にするのは、人生をかけて音楽を再創造し続ける指揮者や演奏者の音楽への強い想いと個性です。

コンサートという場では、音楽を待ち構えるお客様と演奏者の想いがぶつかり合い、重なり合い、弾けます。それこそが、音楽が本当の命を持つ、最高の瞬間です。


オーケストラの皆さんは全部で何人くらいいて、何才くらいの方が多いですか?

日本フィルには80名強のメンバーが在籍しています。

年齢は20代から60代まで幅広いですが、他のオーケストラと同じように近年は世代交代が進む時期で、毎年フレッシュなメンバーが入って新しい風を送り込んでくれています。

若いメンバーの活躍にも是非注目してください。


演奏会に行く時の服装とか、マナーとして気をつけた方が良いことはありますか?

例えばレストランで食事する時、同じ時間と空間を共有する人同士が快適に、リラックスして過ごすのはそれほど難しいことではないと思います。

音楽を聴くための場所ですから、例えば物音などには少しお気遣いいただければありがたいですが、必要以上に堅苦しくなる必要はありません。

なによりも生の演奏に耳を澄まして、楽しんでいただくことが一番です。


演奏会を楽しむコツやクラシック音楽を聴くときのポイントなどがあったら教えてください。

本当にそれぞれの楽しみ方があり、お客様一人一人違うし、それが素晴らしいと思います。

例えば、作曲家や作品そのものに注目する、指揮者やオーケストラの奏者のパフォーマンスに注目する、などがあると思いますが、「今この瞬間にどんな音楽が生まれているか」に集中するのも良い方法だと思います。

ピッチャーの投げた球をバッターがどう打つのか、それを野手がどう取り、投げるか…コンサートでも同じようなことが行われています。

球が、音に変わったと思えば良いと思います。

指揮者とオーケストラがお互いにどう反応しているか、というのも一つの注目ポイントかもしれません。


今後、オススメの演奏会があればお知らせください。

今年はベートーヴェン没後250年。

ベートーヴェンがいなければ今日、世界中にこれほど多くのオーケストラが作られるようなことは無かったかもしれない、そのくらいの存在です。

彼の功績を挙げればキリがありませんが、私は、彼の作品の最大の魅力は、聴くものの心と体に訴えかける強い力であると思います。

ですからベートーヴェンこそ、生演奏で聴いていただきたいと思います。

きっとパソコンやCDでは感じられないような作品と演奏家の熱を、味わっていただけると思います。‪

3月25日‬の名曲コンサートでは交響曲「田園」を演奏しますが、その穏やかなタイトルからは想像もできない、ドラマティックで感動に満ちた大作です。


Sonoligoユーザーの皆様に一言メッセージをお願いします。

このサービスに登録した皆さんの好奇心や探究心が素晴らしいと思います。

それこそが心豊かに生きるために大事なものだと思います。

他のジャンルを楽しむのと同じようにクラシックやオーケストラにも足を運んでいただけたら、皆さんの人生がまた一つ豊かになるのではないでしょうか。

ぜひ色々なご意見もお聞かせください。

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