ルンデ第77回公演
小菅優 ソナタ・シリーズ Vol.3「愛・変容」
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コンテンツの詳細
2024年 10月 3日 (木)
19時00分 開演(18時30分 開場)
会場:Halle Runde(名古屋市昭和区桜山)
>Message------------------------------
ソナタ・シリーズもついに折り返し地点に…。
第3回と第4回はそれぞれ、形式において、感情においてのテーマがある。その上でこれらのソナタには、一つ一つの共通点よりも違いが際立っていると思う。
第3回「愛・変容」は、どのソナタにも変奏曲が入っていて、私にとって“愛”そのものを感じるソナタを3つ並べた。まずベートーヴェンの晩年の傑作、ソナタ作品109。そもそもホ長調という調性自体を私は愛と結びつけているが、作曲家が人生経験を積み重ねたがゆえに見える、透き通った愛の結晶のようなものを感じる。そしてこのソナタへの愛に満ちた(精神的影響を多く受け、ピアノ・ソナタの理想像だと書いている)矢代秋雄のソナタ。簡素な形式を用いている上、矢代氏の作品からはいつも“歌”を感じる。
シューマンのソナタ第3番は、後に妻となるクララと恋仲にあった中で、クララの父に別れさせられ、離れ離れになっていた一年半の間に書かれた。作品全体にわたってクララの書いたアンダンティーノのモチーフを使い、彼の寂しさを熱く訴えるような情熱に加えて、内面的な繊細さも持つ素晴らしい作品だ。
小菅 優
>Program------------------------------
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
Ludwig van Beethoven
ピアノ・ソナタ 第30番 ホ短調 op.109
矢代 秋雄
ピアノ・ソナタ
ロベルト・シューマン
Robert Alexander Schumann
ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 op.14
>アーティスト紹介------------------------------
小菅 優(ピアノ)/ YU KOSUGE, Piano
高度なテクニックと美しい音色、深い楽曲理解で最も注目を浴びているピアニストの一人。
2000年にドイツ最大の音楽評論誌「フォノ・フォルム」より、ショパンの練習曲全曲録音に5つ星が与えられた。
9歳より演奏活動を開始、2005年ニューヨークのカーネギーホールで、翌2006年には、ザルツブルク音楽祭でそれぞれリサイタルデビューを行い大成功を収めた。
これまでにドミトリエフ、デュトワ、小澤、ノリントン、オラモ、ノット等の指揮でベルリン響、フランクフルト放送響、シュトゥットガルト放送響、BBC響、NDRエルプフィル、サンクトペテルブルク響、フィンランド放送響、フランス放送響、スイス・ロマンド管等と共演。
ザルツブルク音楽祭では、イーヴォ・ポゴレリッチの代役としてフィリップ・ヘレヴェッヘ指揮カメラータ・ザルツブルクと共演し、絶賛を博した。そのほか、紀尾井シンフォニエッタ(指揮:ティエリー・フィッシャー)のアメリカ・ツアーおよびハンスイェルク・シェレンベルガー指揮カメラータ・ザルツブルクの日本ツアーへの参加、服部譲二指揮ウィーン室内管弦楽団との共演、ロンドンのウィグモアホールでリサイタルなど、海外でも着実にその活躍の場を広げている。
2010年から15年にはベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会(全8回)を東京、大阪で行い各方面から絶賛を博した。さらに現在はソロだけでなく室内楽や歌曲伴奏を含む、ベートーヴェンのすべてのピアノ付き作品を徐々に取り上げる新企画「ベートーヴェン詣」に取り組んでいる。2017年から4年にわたり、4つの元素「水・火・風・大地」をテーマにしたリサイタル・シリーズ『Four Elements』を開催した。
録音は、ソニーから発売しているライアン・ウィグルスワース指揮 BBC交響楽団による『藤倉大:ピアノ協奏曲<インパルス>&WHIM/ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調』(第77回文化庁芸術祭優秀賞受賞)をはじめ数多い。
第13回新日鉄音楽賞、2004年アメリカ・ワシントン賞、第8回ホテルオークラ音楽賞、第17回出光音楽賞を受賞。2014年に第64回芸術選奨音楽部門 文部科学大臣新人賞、2017年に第48回サントリー音楽賞受賞。
2023年よりピアノ・ソナタに焦点をあてた新プロジェクト”ソナタ・シリーズ”を始動。
主催者からのお知らせ
Sonoligo会員様の受付は、開場時間から当日券販売カウンターにて行います。登録画面をスタッフにお見せ下さい。途中入場は曲間のみとさせていただきます。
尚、会場駐車場は出演者関係者用ですので近くの有料駐車場に停めるか公共交通機関でお越しください。
参加方法
リアルイベント
実際に会場に足を運び、イベントに参加します。
主催
2017年10月19日一般財団法人ルンデを設立いたしました。前身である《Studio RUNDE》は、1981年5月、当時の日本では珍しかった《室内楽専用小ホール》として名古屋丸の内でスタートし、通常160席最大でも200席というステージと客席の一体感を味わえるこのホールでは、演奏家が「今、聴かせたい音楽を」というプログラムづくり、それに果敢に挑戦する聴衆という独特な雰囲気をもった、主催公演「ルンデの会例会」は1200回以上催され大変好評を得ていましたが、2007年夏、多くの方々から惜しまれ建物の取り壊しとともに姿を消し、人々の記憶に残るのみとなってしまいました。
名古屋では主催公演を行うホールは減り、室内楽を楽しめる機会も減ってきている中、日本国内に目をむけてみれば海外の演奏家は数多く来日していますし、 日本人演奏家も精力的に演奏会を重ねています。個人的に演奏を聴く機会をもっと名古屋で増やしたい、ルンデのようなホールがあればとずっと想っていました。そんな折、ルンデ主宰の鈴木詢氏より企画・運営をしているコンサートの今後について相談があり対話を重ねていくと新しい「ルンデ」が自分達のやり方で再現できるのではないかという「想い」が「望み」に変わりました。
かつての「ルンデの会」および「ルンデあしながクラブ」の理念、活動を引き継ぎ、コンサート・演奏会の主催・後援、演奏家の支援、音楽を生涯学習の一環として活動している団体への支援を柱とし、文化および芸術の振興を目的とした活動していきます。
第一段階として室内楽専用ホールの建設を目標に、皆様からのご寄付を中心に活動していきますので、ご協力お願いいたします。